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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 まちこの恋文118   

あなたの声は、誰よりも優しい、さみしい道化です。


あなたは、すばやい音速の舌を持っていました。

UFOのような目をして、何を見ているか私にはわかりませんでした。

幅5cmにも満たない塀を歩いて登場しました。


カッコよくて、変でした。


それから、どこかへ消えたあなたですが、

曲がり角の向こうから、ずっと待ってた友達みたいに、

奇声をあげてくださったので、

呼んでいると思い、わたしが向かうと、知らない女と交尾していました。


絶妙ですね。


そして、あなたは、首をつながれ、頭と前後の足にオレンジ色の粉を塗られ、

おじさんに顔を寄せられ、揉まれながら、ぽろぽろと、いくつもの

小さなうんこを地に落とし、

メエ!と少し高温の細い声を発し、断首台へと連れて行かれました。


あなたは、死んでしまいした。

断首された、あなたの目は、日陰で不思議な青さで光っていました。

少し透明な緑色も帯びていました。

私は、しばらく、その目から目がはなせませんでした。

魅入ったのでした。きれいだったから。


そして、あなたは、お肉屋さんに売られました。

そのお肉で、人々は元気になりました。

人々は、あなたのお肉と一体化しましたので、

これは、つまり、

あなたのお命を食しましたので、

だから人々は、ちょっと、あなたでもあるのです。

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あなたの最後の、メエ!忘れません。


いつか私が草に生まれたら、私を食べてください。
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まちこより

by kojiki-machiko | 2012-06-17 03:20

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