輪姦バースデー
バースデーソングは、
本来、マイナーコードだと思っていたのに、
幸せに輪姦されてしまったわたしは、
記憶を無くし、
思考能力はなくなり、
ただ、生きていてもいいんだと思わされちゃった。
時間はどこかへ行き、不思議な世界を飛んでいってしまったの。
こんなに華やかな気持ちになってもいいのかな。
そして、いつものように、
不幸せな私のことを想った。
「ハゴーハゴーしにハゴー」(マブヤー見てね。)と口をついて出るような、
心の飢えた私、体の飢えた私。
どうか、幸せに輪姦される日があなたにもきますように。
哀しい歌にしか、共感できない私が、ひなたぼっこだけするような時間に安心できますように。
楽しくなっても、自分を責めなくて済みますように。
満たされた私が飢えた私に与えますように。
あたしが、役にたちますように。
あたしは、ただのいい奴になっちゃった気がした。
でも、いまは、そうさせて欲しい。
でも、やっぱりそれじゃいけないわと、
あたしは、夜な夜なまで起きて、
ハブデービルの力を借りた。
わたしを幸せに輪姦した人々に報復するため。
寝込みを襲うのだ。
「ハブデービルの気持ちをわかったらいいさあ!!」
そう叫び、
でんぐり返しをし、のたうち回るあたしに、
目覚めた仲間は、まあまあ、と、日本酒を呑ませた。
乾杯!といい、付き合ってくれた。
なんて、優しいんだ。
「に、にふぇ・・・」(うちなー語でありがとの意※マブヤー見てね。)
で、みんなが寝静まった明け方頃、
あたしは、まんまと、みんなの顔や手に
「好き まちこ」と落書きし、満足して寝た。
だが、翌朝、相手は、酒でなく、水を飲んでいたのだったと知った。
祝う側の方が何枚も上手だった。
やはり、正義は勝つのね。
浮かれて、電車を乗り過ごしたまちこチーム
到着するなり、急いで着替えさせられ、着替え中、飯代を請求され、
渡された鉢巻きをつけると、それは、ひどく痒く、不眠、うづり、腰痛持ち、
主導権は常に握られ続け、0-7のしっぽとり。
翻弄された、まちこチーム。なかでも、もっとも翻弄されたのがわたしでした。
にふぇでーびる。ありがとうございます。
みんなに完敗です。
まちこ
by kojiki-machiko | 2012-05-23 12:52