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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 まちこの大晦日恋文   

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真ん中があなた。

芋の蔓でできた服を着た芋の精と仲良し

これはたねがしまみついもです。みついもでごぜえます。

あなたがくれた。年越し芋。

うまい
うまい
うまい

ふらいぱんで、

しみじみ、1時間。
とろ火で。

たまにせりふがとびでちゃう。


「君、僕のこと、芋?」


いもは、しみじみ、つちのなかで、 
そだってるだけ

あたくしらの関知しない世界で、

ながほそく 
そだつ芋、まるくそだつ芋。

どれも異形。

ただ、芋として、土と交流しただけ
ひとが、風土と行進するように、いもとして、芋をした。

自分の影絵を見て、織り物をする夢。
その瞬間に、世界をまのあたりにして、はっとする思ひ。
芋は、となりにいるだけ。
あたしの、自意識よりとっくに芋はそこにいるだけだった。


そして、それは、まるで

素朴な昔の神々の初恋。


とうとう、芋は、転がった

まったくのいきもの

まったくの精巧な機械

芋がそろって転がった

静かな飴いろの日だまりの上を

天の太鼓を轟かせ。

世界の辛苦をいっぱいにつめた

砂漠の漂う虚像の中に、唯一確かな芋の姿があった。

すべてを見ることはできない

すべてを知ることはできない

だけど、ひとつだけ見える、たしかになにかひとつ。

poteto is future.

being poteto.

芋はほんとうにいいものです。


どんなときでも、どんなときでも、

ひとつだけ。

あなたにも、芋がある。

来年もよいお芋を。
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まちこより

by kojiki-machiko | 2010-12-31 22:22

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