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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 まちこの恋文41   

そこは、場末のバーでした。

あなたは、長髪をサングラスでかきあげて、

わたしに笑いかけたわ。

「きみって、あれ?やっぱナチュラル系?かわいいねえ。こんなとこで、何してんの?」
「…。」
「君の肌、オーガニックだねー。」
「ば…」
「けど、おれなんか、外車乗っちゃってさー、ほんとヤーマンとかいえないんだよねー。」
「ば…。」
「バブルのまんまなんだよねー、おれの暮らし。」
「ば…」
「バブリーマンっていうのかな。おれのこと。それよりさ、おれと、
 ラブでピースで、グッドバイブレーションで、オーイエイする?お金あるよーおれ。」

あなたは、わたしがなにか言おうとする前に、自分の話をする、素敵なひとでした。

「売春してます。」

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その一言を聞いてもあなたは、穏やかに笑っていました

「ふーん。名前はなんていうの?」
「まちこです。」
「おれの名前当ててよ。ほんとの名前ね。」
「ヒントください。」
「あ、がつく。」
「…アブラゼミ。」
「…。」
「…アブラゼミ。」
「きみ、当てる気ないね。」
「…。」
「おれの名前は、ねー…、あいうえお。っていうんだよ。」
「素敵な名前ですね。」

「…愛に飢えた男って書いてさ。」

「…。」

「じゃ、おれ、行くわ!chao!!」

なんのために私に話しかけたのかわかりませんが、また会いたいです。
バブリーな世界へ連れてって!!

あたし、あそこでまだ、売春してます。
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まちこは、待ち焦がれているのです。

まちこより

by kojiki-machiko | 2009-10-01 15:54

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