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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 まちこの恋文13   

あなたが大好きです!私を、えこひいきしてくれたから!

段ボールが暖房のわたしたち乞食ガールズを

おおらかなお布団のように迎え入れ、

ひとつ屋根の下、ねむらせてくださったあなた。

眠りながらも、ふるえていた私たち二人。

そんな二人を見て、わたしにだけ、あなたは、毛布を2枚かけてくださいました。

半分起きていたわたしは、

寝ぼけながらに、内心「あ、つかぴいには、かけないんだ。」

やった!ひいきされてる!

翌朝、幸せでいっぱいでした。

もちろん、つかぴいに自慢しました。

あなたは、笑っておられました。その笑顔の美しさは、まさに、太陽のようで、

見ているわたしは、ひなたぼっこをしているのでした。

寒さに強いと言い張ったつかぴいには、北風の微笑をおくることさえできるあなたにとって、

あれは、えこひいきではなかったのかもしれませんね。

なんにせよ大笑いの朝をくださいました。

そんなある晩のことです。

わたしが、寝汗をかいて、目をさますと。

あなたの耳からは、血がでていました。

あなたは、じっと、ただ、耳をおさえていました。

わたしは、耳から血を出した人をみたことがなかったので、

内心、ウキウキと心躍り、エンターテイナーとしての

あなたの才能を感じずにはいられませんでした。

何か新しい手品でもはじまったかのようで、耳から今度は、

なにが出てくるだろう?と乙女らしく、

華やかな花、小鳥やカピバラ、イルカにピエロ、王子様、耳から生まれた耳太郎!

とメルヘンな気分でいっぱいにしてくれました。

そんな気分に寝起きからさせてくれるあなたは、ほんとうの王子さまみたいでした。いや、耳太郎でした。

もちろん、つかぴいは、寝ていたので、耳血をみせてもらえませんでした。

わたしだけがみることのできた、耳血。

うっとりした、わたしは、もう一度、眠りに落ち、夢を見ました。

乾いた河のほとり、白い城の、暗い蔵の中、悲しいカナリアがおかしなオカリナを吹いていました。

それを優しいあなたは聞いて、血の涙を、耳から流されているのでした。

目覚めるとあなたの耳は、まだおかしな様子でした。

そこで、わたし、大好きなあなたに新しい耳を用意しました。

これです!
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間違いなく、あの、ゴッホの耳です。

きっとあなたに似合うはず、もし外国人がいやなら、芳一さんのもご用意します。

とっても気の利くまちこより

by kojiki-machiko | 2009-04-10 03:30

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